中央診療施設等
検査室
 臨床検査部門の仕事は、病院が質の高い医療を提供するためには欠かせないものです。当検査室の役割は、診療に必要な臨床検査を遂行することであり、信頼性の高い検査を迅速に提供するため、24時間体制に近い形で対応しています。ほとんどの検体検査(血液や尿の検査)は、高度にロボット化された自動分析器とコンピューターを駆使して行われています。
 当検査室においては、新しい検査法や診断法の導入にも積極的に取り組んでおり、研究部門と数々の共同研究を行っています。また、病理学部門においては、手術中の迅速診断により安全な医療の推進に一役買っており、さらに、臨床医学の発展や医師の教育に不可欠な病理解剖を専任の病理医を中心に行っています。
手術室
 クリーンルームを含む3つの手術室で主にがん治療科の中の外科の手術を行っています。手術適応の拡大、患者の高齢化や合併症の増加などで、患者の周術期管理はますます厳密さを要求されますが、クリーンルームの設置、最新の無影燈、手術台、手術機器、全身麻酔装置で、高度な手術や骨髄採取等高い清潔度が要求される症例にも対応できるようになっています。また、呼吸、循環、体温などの種々の生体情報を管理するベッドサイドモニタや全手術室を集中監視するセントラルモニタ、および患者情報の分析や保存を行う患者情報連続記録装置などの設置で安全性の高い手術が可能です。手術の傾向として侵襲の少ない手術である腹腔鏡手術がともに増えてきています。手術室以外でも医師、看護師による患者の術前、術後訪問を行い、手術、麻酔に対する不安を取り除くと共に周術期の安全性確保に努めています。さらに、術後の疼痛除去は担当科主治医と協力し積極的に行っています。
診療放射線室
 放射線診断および放射線治療を担当しています。放射線診断は一般X線撮影、CT検査、血管造影検査、超音波検査、MRI検査等を行っています。血管造影検査はDSA内蔵装置により、即時に画像が観察できることからインターベンション(IVR)手技が容易となりました。塞栓療法、動注療法、リザーバー留置などを行っています。CT検査はらせん状スキャンと三次元再構成を用いることにより病巣の立体的評価を行っています。高磁場(1.5T)MRI装置は高画質の任意の断面画像がえられ、主に脳神経、骨関節および筋肉、肝胆膵、骨盤領域で活躍しています。放射線治療ではライナック装置および治療計画システムにより、各種悪性腫瘍に対して低侵襲かつ効果的な放射線治療を行っています。
中央材料室
 中央材料室は、病院管理運営における滅菌・物品管理の中核として、看護および医療サービスの省力化と合理化のために設けられた中央診療部門です。 中央材料室では、病棟における一次洗浄を廃止し、使用済み医療材料の洗浄・滅菌、管理などの業務を行っています。中央材料室の役割である病院内感染予防のために、安全な医療材料を医療現場に提供すること、業務の省力化をはかることで、医療・看護サービスの向上に努めています。
医療情報室

 2007年1月に更新した現在の医療情報システムは、オーダーリング(外来受付、臨床検査、放射線、処方、リハビリ、手術、給食、入退院、医事会計、食事指導、看護支援、文書支援、物品管理、MyWeb)を行う最新のシステムであり、16台のサーバーと129台の端末をネットワークでつないでいます。特にMyWeb(イントラネット)の導入により病院職員の情報共有化と双方向コミュニケーションでシステムのトラブル防止等に役立つシステムとなりました。
 システムの問題点や開発構想は、各部署代表者で構成される開発会議(医療情報委員会)において2〜3週毎に討議されています。

医療情報サーバ)

先端医療室
 先端医療室は、九州大学病院別府先進医療センターにおいて、「先進的医療を実施するとともに新しい先端的な治療を研究・開発・提供する」として設立されました。診療科の枠を超えて様々な難治性疾患に対する治療に取り組んでいます。
 特に悪性腫瘍に対する新しい治療として、樹状細胞や癌抗原ペプチドを用いた癌ワクチン療法を施行中ですが、本療法は副作用なく他の治療法が無効な進行再発癌症例に対しても治療効果が認められつつあり、高度先進医療として平成17年2月認可されました。また、リウマチ膠原病性疾患や心疾患等についても同様な先端医療を検討中であり、さらに遺伝子治療についても、現在準備を進めています。これら先端医療を、21世紀の治療として今後確立していく次第です。
病診連携室
 平成14年4月に新設されました。地域医療機関と当院との連携を密にし、地域医療の向上に貢献することを
任務としている。具体的には現在以下のようなことを行っています。
他の医療機関からの紹介で受診された患者さんの当該機関への報告
病院の診療内容、設備等についての広報
紹介患者および医療機関についてのデータベースの作成
初診紹介患者、骨塩定量検査、個人栄養指導の予約受け付け
患者さまからのご相談(社会的、経済的、心理的)の受け付け
入院患者さまの退院支援、在宅医療・療養支援
地域医療の向上のため他にどのようなことが可能か、地域の医療機関の方々とも話し合いながら、検討して
いきたいと考えています。
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